太陽電池の種類一覧
シリコン・次世代薄膜・化合物系を網羅比較

太陽電池の分類体系

太陽電池は大きく「第1世代(バルク型)」「第2世代(薄膜型)」「第3世代(次世代型)」に分類されます。ペロブスカイト太陽電池は第3世代に位置づけられます。

第1世代(バルク型)
  • 単結晶シリコン
  • 多結晶シリコン
市場シェア約90%。技術成熟・信頼性高い
第2世代(薄膜型)
  • CIS/CIGS型
  • CdTe(テルル化カドミウム)
  • アモルファスSi
市場シェア約5%。軽量・低照度に強み
第3世代(次世代型)
  • ペロブスカイト型 ★
  • 有機薄膜(OPV)
  • 色素増感(DSSC)
  • 量子ドット型
研究・商業化段階。高効率・新機能が特徴

全種類の一覧比較表

種類 研究最高効率 商業品効率 寿命 フレキシブル 環境安全 普及状況
ペロブスカイト(単体) 26.7% 5〜10年 △(鉛) 商業化準備中
ペロブスカイト/Siタンデム 33.9% 課題中 △(鉛) 研究・開発段階
単結晶シリコン 29.4% 22〜24% 25〜30年 主力・大規模普及
多結晶シリコン 23.3% 18〜21% 25年 大規模普及
CIS/CIGS 23.4% 16〜20% 20〜25年 △(In希少・Se) 商業化済み
CdTe 22.1% 17〜19% 20〜25年 ✕(Cd毒性) 商業化済み(First Solar)
アモルファスSi 14.0% 6〜9% 10〜15年 一部商業化(電卓等)
有機薄膜(OPV) 19.2% 10〜15% 3〜7年 一部商業化(BIPV)
色素増感(DSSC) 13.0% 8〜10% 5〜10年 一部商業化(室内向け)
量子ドット型 18.1% 未実証 研究段階
GaAs(ガリウム砒素) 29.1% 25〜28% 25年以上 △(As毒性) 宇宙・特殊用途のみ

選び方のガイド

🏠

住宅・産業用発電

現時点では単結晶シリコンが最適。信頼性・効率・コストのバランスが最良。2030年以降はペロブスカイトタンデム型が有力。

🏢

BIPV(建材一体型)

ペロブスカイト型または有機薄膜。フレキシブル性・デザイン自由度が決め手。2027年以降に選択肢が広がる。

📱

IoT・室内センサー

有機薄膜または色素増感が有力。室内光発電・無毒・超薄型の特性が活きる。

🚀

宇宙・特殊用途

GaAs(III-V族)が最高効率で信頼性も高い。コストは非常に高いが、宇宙衛星・無人機では最適解。

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